内分泌・糖尿病内科このページを印刷する - 内分泌・糖尿病内科

診療内容・特色

内分泌・糖尿病内科では、糖尿病や甲状腺疾患*1、副腎疾患*2、下垂体疾患*3といった内分泌・代謝疾患の診療を行っています。
特に糖尿病の診療には力を入れており、血糖値のコントロールを行うだけではなく、糖尿病についての患者教育、糖尿病合併症の管理、高血圧・脂質異常症といった周辺疾患の管理を含めた包括的な糖尿病診療を行っています。
 
患者教育の制度としては、糖尿病教室と教育入院を随時行っています。
糖尿病教室は、10日間あるいは5日間を1サイクルとして行っており、教室では、医師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士が、各専門性を生かした内容で講義や実技指導を行っています。 糖尿病教室は、当院通院の患者さんだけでなく、他院へ通院中の外来患者さんにもご参加いただいていましたが、現在はコロナウイルス感染対策のため、糖尿病教育入院中の患者さんのみを対象として実施しています。 

 
糖尿病教育入院では、糖尿病教室を担当するスタッフだけでなく、トレーニングを受けた病棟看護師も教育スタッフとして加わっており、更に充実した患者教育と指導を受けて頂くことが可能です。また、10日間の入院中には、糖尿病食を実際に体験することで、今後の食事療法を軌道に乗せる契機として頂いたり、入院中に行った検査結果を元に現在の病態を評価し、今後の治療方針の策定を行ったりしています。
 
更に、2011年度には、フットケア外来も立ち上げ、糖尿病合併症による下肢切断の予防にも力を入れています。フットケア外来では、糖尿病神経障害や下肢閉塞性動脈硬化症といった疾患を持つ、下肢切断リスクの高い患者さんに対し、医師とトレーニングを受けた看護師が、糖尿病足病変についての教育・指導や処置を行っています。2016年には糖尿病認定看護師による療養指導外来も開始し、患者さんへの生活指導、インスリン治療中の方へのインスリン調整のアドバイスを行っています。
 
現在、当院では、スタッフの糖尿病療養指導士取得を支援したり、患者教育システムの改革を積極的に進めたりするなど、糖尿病診療体制の更なる充実を目指しています。地域の糖尿病診療における中核病院としての役割をこれからも担って行けるよう努力していきたいと思っています。

*1 甲状腺腫瘍に関する診療は、外科が行っています。
*2 外科的な治療が必要な場合は、泌尿器科と連携して治療を行っています。
*3 外科的な治療が必要な場合は、脳外科と連携して治療を行っています。

医師紹介

部長 小出 純子(こいで じゅんこ)

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本糖尿病学会専門医・研修指導医
  • 日本内分泌学会会員

平成元年卒

平成13年6月より当センター勤務

医師 向井 理沙(むかい りさ)

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本糖尿病学会専門医
  • 内分泌代謝・糖尿病内科専門医
  • 日本内分泌学会会員

平成28年卒

令和3年4月より当センター勤務

レジデント 浦上 有史(うらかみ ありひと)

令和4年卒

令和6年4月より当センター勤務