耳鼻咽喉科このページを印刷する - 耳鼻咽喉科

診療内容・特色

このようなことに取り組んでおります

耳疾患

耳疾患の診断を行い、治療方針を決定しています。また、手術に関しては滲出性中耳炎に対し鼓膜チューブ挿入術、慢性中耳炎や外傷性鼓膜穿孔に対し鼓膜形成術、真珠腫性中耳炎に対し鼓室形成術などを積極的に行っています。

めまい、平衡機能関係

めまい疾患全般を診療しています。赤外線CCDカメラを用いた眼振検査、重心動揺計、また電気眼振計を用いた検査、さらに必要であれば、頭部MRI検査を行い、脳外科、神経内科と連携し総合的にめまい診断を実施しています。

鼻、副鼻腔疾患

アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などを中心に診療を行っております。手術に関しては、鼻アレルギーに対しての下鼻甲介粘膜焼灼術(CO2レーザー)を日帰り手術で、慢性副鼻腔疾患に対し内視鏡下副鼻腔手術などを行っています。また眼窩壁骨折、鼻骨骨折などの外傷も適応に応じて整復術を行っております。

口腔、咽頭、喉頭疾患

急性期の咽喉頭疾患から慢性疾患まで診療を行っています。手術に関しては、慢性扁桃炎や扁桃肥大に対し扁桃摘出術、アデノイド増殖症に対しアデノイド切除術(内視鏡で観察しながらデブリッターで切除)、また喉頭疾患や下咽頭疾患に対しラリンゴマイクロサージェリーなどを行っています。

頸部疾患

唾液腺腫瘍、頸嚢胞については摘出術を行っています。
耳下腺手術時には、全例神経刺激装置を使用しています。

頭頸部腫瘍について

頭頸部癌に対して、手術、化学療法、放射線療法など適応に応じて施行しています。また、進行例など拡大手術が必要である場合は、患者さまの希望に応じて広島大学病院などに紹介させて頂いています。

その他として睡眠時無呼吸症候群、嚥下障害についても取り組んでいます。

実績データ

手術 内訳 耳科手術

  2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
鼓膜チューブ挿入術 40例 49例 40例 67例
鼓膜切開術 31例 19例 22例 25例
鼓膜形成術 1例 5例 2例 1例
外耳道腫瘍摘出術 2例 3例 1例
鼓室形成術 1例 8例 4例 4例
先天性耳ろう管摘出術 9例 13例 5例 12例
異物摘出術 9例 4例 3例
その他 8例 1例 11例 1例
合計 90例 106例 91例 114例

手術 内訳 鼻科手術

  2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
内視鏡下副鼻腔手術 42例 75例 78例 63例
粘膜下下甲介切除術 51例 65例 68例 68例
顔面骨折整復 1例
鼻内異物摘出 15例 6例 9例
鼻副鼻腔腫瘍摘出術 5例 2例 3例 4例
鼻中隔矯正術 27例 48例 45例 29例
下甲介粘膜焼灼術 23例 35例 33例 19例
鼻骨骨折整復 7例 7例 8例 11例
合計 171例 232例 241例 203例

手術 内訳 咽頭・喉頭手術

  2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
口蓋扁桃摘出術 163例 116例 129例 141例
扁桃周囲膿腫切開術 6例 6例 19例 9例
直達鏡下喉頭微細手術 7例 12例 18例 11例
アデノイド切除術 53例 27例 40例 23例
咽後膿腫切開術 2例
咽頭異物摘出 15例 11例 15例
その他 1例 1例 3例 4例
合計 230例 177例 220例 205例

手術 内訳 口腔手術

  2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
舌腫瘍摘出術 3例 8例 11例 5例
唾石摘出術 2例 5例 5例 2例
口唇腫瘍摘出術 2例 8例 - -
舌悪性腫瘍手術 7例 1例 2例
舌小帯形成術 1例 - -
ガマ腫切開術(硬化療法) 1例 - - -
口腔底悪性腫瘍手術 1例 1例 - -
口腔底膿腫切開術 1例 1例 1例
合計 16例 25例 18例 10例

手術 内訳 頸部手術

  2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
耳下腺腫瘍摘出術 7例 8例 3例 6例
リンパ節摘出術 25例 17例 21例 23例
側頸のう胞摘出術 1例 2例
気管切開孔閉術 1例 4例 1例 4例
頸部郭清術 5例 2例 2例 1例
顎下腺摘出術 9例 3例 4例
気管切開術 5例 11例 13例 10例
喉頭気管分離術 1例 - 1例
深頸部膿腫切開術 6例 3例 2例
合計 58例 46例 48例 49例

医師紹介

部長 宮原 伸之(みやはら のぶゆき)

  • 医学博士
  • 日本耳鼻咽喉科学会専門医
  • 日本耳鼻咽喉科専門研修指導医

平成14年卒

平成28年4月より当センター勤務
 

医師 前田 文彬(まえだ ふみあき)

平成31年卒

令和6年2月より当センター勤務
 

レジデント 鍵本 啓介(かぎもと けいすけ)

令和2年卒

令和5年4月より当センター勤務