呼吸器内科このページを印刷する - 呼吸器内科

診療内容・特色

1.結核・非結核性抗酸菌症の診療
結核・非結核性抗酸菌症の診療:結核に関しては、広島県の拠点病院として機能しており、薬剤耐性結核、副作用のため標準治療ができない場合にも対応しています。最近、結核は高齢者、免疫低下を伴う様々な合併症を伴うことが多くなっていますが、他の診療科の協力により血液透析を始め様々な合併症の多くにも対応可能です。また、結核の類縁疾患である非結核性抗酸菌症についても豊富な症例経験をもち、治療方針等に関して多くの医療機関、患者様から相談を受けています。(現在、肺結核の入院診療は行っておりません)

2.肺がんの診療
肺がんの診療:広島県における地域がん診療拠点病院として、積極的に肺がんの診断、治療に関わっています。呼吸器外科、放射線科(画像診断・放射線治療)とともに肺がん診療チームを構成し集学的治療の円滑な遂行を目指しています。

3.その他の呼吸器疾患
その他の呼吸器疾患:地域における様々な呼吸器疾患(気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎等のびまん性肺疾患、また様々な気道感染症等)に幅広く対応しています。  
 
 

今後の目標・展望

従来、東広島医療圏の肺がん症例の3~4割が広島や呉等の域外で治療を受けていると推測されます。当院の肺がん診療チームは、地域がん診療拠点病院に必要とされるスタッフを備えており、この医療圏内のほとんどの肺癌症例に対して緩和ケアを含めて充分な医療サービスを提供できるように、引き続き診療レベルの向上につとめてゆきます。
結核診療に関しては、入院患者の減少に伴い2012年より結核病床を縮小し20床で運営しています。大半の病床を個室とし、療養環境の改善と院内における結核の重感染の防止に努めています。(現在、肺結核の入院診療は行っておりません)

医師紹介

部長 宮﨑 こずえ(みやざき こずえ)

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本結核病学会 結核・抗酸菌症指導医
  • ICD
  • 医学博士
  • 広島県西部感染症診査協議会結核部会委員
 

平成4年卒

平成27年4月より当センター勤務

医師 西村 好史(にしむら よしふみ)

  • 医学博士
  • 日本内科学会認定医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会専門医

平成19年卒

平成30年4月より当センター勤務

医師 川﨑 広平(かわさき こうへい)

  • 日本内科学会認定医

平成21年卒

令和4年4月より当センター勤務

医師 三好 由夏(みよし ゆか)

平成31年卒

令和4年4月より当センター勤務

医師 三宅 慎也(みやけ しんや)

平成31年卒

令和5年4月より当センター勤務

非常勤医師 重藤 えり子(しげとう えりこ)

  • 日本内科学会認定医
  • 日本呼吸器学会専門医
  • 日本結核病学会 結核・抗酸菌症 指導医・ICD
  • 日本結核病学会 治療委員会委員
  • 広島県感染症・疾病管理センター 感染症専門員
  • 医学博士
  • 広島県西部感染症診査協議会結核部会委員

昭和49年卒

昭和50年6月より当センター勤務