広島県地域災害拠点病院このページを印刷する - 広島県地域災害拠点病院

 災害拠点病院とは風水害、大地震や大津波等の大規模かつ広域的な災害発生時に備えるべく各地域の初期救急医療体制の拠点として選定された医療機関のことで、おもに以下のような災害医療支援機能を有することが条件となっています。

1)災害発生時に24時間体制で傷病者および医療物資等の受入れ・搬出の拠点となること
2)自己完結型の医療救護チーム(DMAT)の派遣機能および受入れ体制が整っていること
  (広島県DMAT指定病院
3)被災した状況を想定した研修及び訓練を地域の医療機関や関係団体とともに定期的に実施し、地域医療機関の支援を行う体制を整えていること
 
 当院は平成9年11月より災害協力病院、平成24年3月からは広島県中央医療圏(東広島市・竹原市・大崎上島町)において唯一の災害拠点病院として認定されています。災害時に発生する多数の傷病者への対応は、現場の医師・看護師のみでは当然ながら限度があります。病院全職員が機能的に対応できるように研修やマニュアルの作成も行ってきました。
 
(写真:院内での研修)
     

 定期的に行ってきた院内外での訓練・研修活動は、2018年7月の西日本豪雨災害(大沢田 第133号)や2016年3月の八本松トンネル火災(院内ニュースレター 第63号)などにおいて、災害拠点病院として病院全職員が協力した災害対応に繋がったと考えています。
 
 
 災害派遣医療チームDMATは遠方の被災地への派遣だけでなく、この地域が被災した際には急性期の医療体制を確立し、周囲の地域から支援に入ってきたDMATを受け入れ、有機的な連携をとることで地域の医療機関をささえる重要な任務があります。当院には現在9名がDMAT隊員として在籍し、定期的な研修や訓練に参加しています(広島県DMAT指定病院)。なお令和3年5月1日からDMAT隊員である森田医師と原田医師が広島中央医療圏における広島県地域災害医療コーディネーターに任命されました。

当院は国立病院機構における災害拠点病院(全国で25病院)でもあり、災害急性期(主に発災後48時間以内)に、情報収集をしつつ避難所等における医療救護活動を開始し、後発医療班の支援活動の立ち上げに寄与するため、特に災害医療に関する高度な専門知識を有する者により構成される国立病院機構初動医療班(医師1名、看護師2名、薬剤師1名、事務職1名)と、初動医療班より活動を引き継ぎ継続的な医療救護活動を行う医療班(医師1名、看護師2名、薬剤師1名、事務職1名)をそれぞれ常時1班確保しています。
 
 災害時に被災地域の医療機関が被災状況をインターネット上に発信するシステム「広域災害・救急医療情報システム(EMIS)」があります。これは被災状況を登録することで、行政や周囲医療機関などが支援の必要性などを早期に把握できるシステムです。2017年夏の西日本豪雨の際に広島中央医療圏において本システムは残念ながら十分に機能したとは言えませんでした。今後地域の医療機関への啓蒙と連携強化を図っていく予定です。
 
 また災害拠点病院としてのもう一つの取り組みとして、当院にはBLS・ACLS研修サポートチームがあります。水難事故や災害医療の現場で的確な救命処置ができるように院内全職員への研修に加え、地域医療機関や住民に対する研修・啓蒙活動を行う体制を整えています(BLS・ACLSコース)。

災害拠点病院としての施設

  • ヘリポート

 
  • DMAT・緊急車両

 

  • 備蓄倉庫