院長あいさつ
このたびは東広島医療センターのホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
令和6年4月に院長を拝命いたしました柴田 諭と申します。
当院は昭和14年に傷痍軍人広島療養所として発足し、平成16年には厚生労働省から独立行政法人に移行し、それに伴って国立療養所広島病院から東広島医療センターへと改称し現在に至っています。現在は一般病棟334床(HCU8床を含む)、周産期母子センター47床(NICU6床、GUC6床を含む)、感染症ユニット20床(感染症病床4床で運用、結核病床16床は休床)の計401床を有しています。
国立療養所時代からの結核・感染症医療に対する経験をもとにした第二種感染症指定医療機関としての役割に加え、政策医療である、がん・循環器病・呼吸器疾患・内分泌代謝性疾患に関する国立病院機構の専門医療施設としての役割を長らく担ってきました。さらに近年では東広島市を中心とする広島中央医療圏約22万人のニーズにこたえるべく急性期中核病院としての機能を強化しており、年間4500台近くの救急車を受け入れ、地域周産期センター、地域がん診療拠点病院、ゲノム医療連携病院、災害拠点病院など多くの機能を有した病院に発展してきました。
その結果、令和6年4月からはDPC病院のうち1)診療密度、2)医師研修の実施、3)高度な医療技術の実施、4)重症患者に対する診療の実施、といった項目で大学病院本院に準じた診療密度と一定の機能を果たしていると評価され、県内で6病院目の「DPC特定病院群」に指定されました。これも紹介や回復期・慢性期の治療を担っていただくなど地域の医療機関と役割分担や連携のおかげで、当院が急性期医療に注力できた結果です。当地域の急性期の医療需要は、これからも当分の間維持されると推定されており、引き続き近隣の医療機関、行政、医師会、大学などと協力しながら、当院の役割と機能の保持強化ならびにニーズに応じた体制の構築を目指す必要があります。
我々の病院の理念である。患者さん本位の誠実で親切なそして質の高い医療を提供することによって、今後も広島中央医療圏の急性期医療の中核病院として信頼して選んでいただけるよう鋭意努力してまいります。
皆さんのご協力とご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。
2024年4月
院長 柴田諭