看護師の特定行為このページを印刷する - 看護師の特定行為

 

特定行為とは

診療の補助であって、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる38行為21区分の行為。

 

看護師の特定行為研修について

指定研修機関において「共通科目」、該当の特定行為にかかる「区分別科目」で構成される研修で、講義、演習又は実習により行います。
当院は2022年2月28日に厚生労働省から指定研修機関として指定されました。

 

2026年度看護師の特定行為研修募集要項

  • 受講資格

以下のすべてを満たしていること

1)日本国内の看護師国家試験における看護師免許を有する者
2)看護師免許取得後、5年以上の看護師実践経験を有する者
3)看護職賠償責任保険に加入している者
4) 所属施設長の推薦を有する者
 
  • 募集人員  3名

 内訳 領域別パッケージ研修

     外科術後病棟管理領域        :2名
    区分別科目研修
      ①栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連:2名
      ②血糖コントロールに係る薬剤投与関連:1名
      ③精神及び神経症状に係る薬剤投与関連:1名
      ④動脈血液ガス分析関連       :2名
      ⑤栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
                         :2名
※領域別パッケージ研修(外科術後病棟管理領域)と区分別科目研修①~⑤を同時に受講することはできません。区分別科目研修①~⑤は複数受講が可能です。
 
  • 試験日   2026年2月4日(水)
  • 出願期間  2025年12月8日(月) ~ 2026年1月9日(金)必着

 

 

特定行為研修修了者の活動内容

 「特定行為に係る看護師の研修制度」における特定行為研修を修了した看護師は、医師の包括的指示、具体的には医師等があらかじめ作成した手順書をもとに特定行為(診療の補助)をタイムリーに行うことができます。当院では、「特定行為看護師」の名称でユニフォームを分け、現在、5名が医師と連携しながらチーム医療の一員として活躍しています。実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能をもとに、質の高い迅速で適切な医療ケア・キュアを提供することを目指しています。

当院で可能な特定行為一覧

経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入
侵襲的陽圧換気の設定の変更 中心静脈カテーテルの抜去
非侵襲的陽圧換気の設定の変更 インスリンの投与量の調整
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整
人工呼吸器からの離脱 直接動脈穿刺法による採血
気管カニューレの交換 橈骨動脈ラインの確保
低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及び設定の変更 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
胸腔ドレーンの抜去 脱水症状に対する輸液による補正
腹腔ドレーンの抜去 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
創部ドレーンの抜去 抗けいれん剤の臨時の投与
抗精神薬の臨時の投与
抗不安薬の臨時の投与

 

末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入

 

直接動脈穿刺法による採血

 

持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整

「特定行為看護師」

 

 

問い合わせ先・募集要項請求先

独立行政法人国立病院機構東広島医療センター 特定行為研修担当者
電話(代表): 082ー423-2176
*祝祭日を除く月~金曜日の 8:30~17:15 までにご連絡ください。
E-mail:509-tokutei@mail.hosp.go.jp