認定看護師の活動
認定看護師の活動について紹介します。
当院では19名の認定看護師がいます。
認定看護分野 | 人数 |
---|---|
感染管理 | 3 |
がん化学療法看護 | 2 |
がん性疼痛看護 | 2 |
皮膚・排泄ケア | 1 |
集中ケア | 1 |
糖尿病看護 | 1 |
呼吸器疾患看護 | 1 |
認知症ケア | 1 |
緩和ケア | 2 |
摂食・嚥下障害看護 | 1 |
脳卒中リハビリテーション看護 | 1 |
手術看護 | 1 |
救急看護 | 2 |
感染管理認定看護師
感染管理認定看護師は、病院で働く人や患者さんを感染から守る役割があります。
病院内のラウンドを行い、正しく感染対策が実践出来ているか確認したり、職員からの質問に答えたりしています。他にも、感染対策マニュアルの作成や研修会の開催を行い、職員全員が正しい感染対策を実践出来るよう、日々活動しています。
がん化学療法看護認定看護師
患者さん一人ひとりの生活スタイル・薬の副作用や治療に対する考え方も様々な中で、患者さんが安全で安心して治療が継続でき、QOLの維持・向上を図ることができるよう最善の看護ケアを、多職種と連携しながら提供することに努めています。また、治療を受ける患者さんが安全に安心して治療を受けられるように、治療に携わる看護師の教育も行っています。
がん性疼痛看護認定看護師
がん患者さんは、がん自体の症状のほかに痛み、倦怠感などのさまざまな身体的な症状や、落ち込み、悲しみなどの精神的な苦痛を経験します。これらの症状は、日常生活に大きな影響を及ぼすため、患者さんとその家族の抱える様々な症状を緩和できることを目標に取り組んでいます。
緩和ケア認定看護師
主にがん患者さんやそのご家族に対して、全人的な視点でアセスメントし、診断された時から体験する様々な身心の苦痛を和らげ、QOLを維持・向上するためのサポートや、患者さんにとって最善の治療や療養の選択ができるように支援を行っています。また、緩和ケアチームのメンバーとして多職種と連携して包括的なケアの提供に努め、緩和ケアの普及や教育に努めています。
救急看護認定看護師
救急看護認定看護師は、患者の突然の怪我や病気に対して限られた情報から即座にアセスメントし、必要な救急看護技術を提供します。また、チーム医療の一員として診療をサポートし患者の重症化を防ぎ、不安を抱える家族に対しても、心理的サポートを行う重要な役割を果たしています。
院内スタッフには、急変時に迅速対応できる救急看護技術と、急変を未然に防ぐための患者観察技術を指導しています。また、院内迅速対応チームに所属し、安心してケアを提供できる体制を整えています。
呼吸器疾患看護認定看護師
患者さんの呼吸機能を評価し、適切な酸素療法や呼吸リハビリテーションを提供するとともに、患者さんとその家族への教育や支援も行います。また、多職種の医療チームと連携し、包括的なケアを提供することで、患者さんの健康状態の安定と療養生活のサポートをしていきたいと考えています。
集中ケア認定看護師
集中ケア認定看護師は、ICUや病棟のクリティカルな患者さんを対象に、病態の変化を予測して重篤化を回避し、早期回復に向けた援助を行います。また多職種からなるRST(呼吸ケアサポートチーム)として、人工呼吸器装着患者さんをはじめ、呼吸ケアが必要な患者さんのラウンドを行い、ケアの提案や実践をおこなっています。
摂食・嚥下障害看護認定看護師
摂食嚥下障害を有する患者の栄養管理、ベッドサイドで行う摂食嚥下機能評価や訓練方法の選択、適切な食形態・食具の選択、姿勢調整、口腔ケアなど口腔衛生に関り、誤嚥性肺炎や窒息などの二次的障害を予防します。またNST(栄養サポートチーム)やSST(摂食嚥下チーム)といった多職種と協働したチーム医療の介入に取り組んでいます。
糖尿病看護認定看護師
糖尿病とともに生活する方やそのご家族に対し、食事、運動、薬物療法や生活調整全般にわたる療養支援、インスリン自己注射、血糖自己測定指導、フットケアなど生活に合わせた支援が行えるよう活動しています。
認知症看護認定看護師
高齢化に伴い認知症を患う患者さんの入院が増加しています。急性期病院に入院した認知症患者さんが混乱せず安全・安楽に過ごせるように認知症ケアチームで患者さんのベッドサイドにラウンドしケアを検討しています。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
脳卒中は突然発症し、意識障害や麻痺、失語など様々な症状を生じ、患者さんの人生に大きな影響を及ぼします。その人らしさを取り戻すため、早期から安全なリハビリテーション看護が提供できるよう努めています。また脳卒中は再発しやすい病気です。再発を予防するための患者さんへの指導も積極的に行っています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
健常な皮膚へのスキンケア、化学療法や放射線療法による皮膚障害、がん性創傷ケア、褥瘡予防とポジショニング、ストーマ・瘻孔ケア、便や尿が出ないまたは漏れる排泄障害など、皮膚と排泄に関連するケアを行います。